こんにちは
FIREに向けての資産形成のため高配当株と株主優待は大きな柱となっています。特に株主優待は単に金銭的な価値ではなく、各社のいろいろな商品や割引券などが頂けるため純粋に楽しいですよね。
そんな株主優待ですが、取得方法が、現物株、一般信用取引でのクロス取引、制度信用取引でのクロス取引といろいろあり、私も状況に応じて使い分けていますが、それぞれのメリット、デメリットなどを今日は整理してみようと思います。
株主優待の取得方法
①現物株での取得
まずは一番シンプルなのは現物株です。方法はシンプルに対象の株式の現物株を権利付き最終日までに購入しておくだけです。
②一般信用取引でのクロス取引
株主優待をクロス取引で取得する方法は2つあり、1つ目は一般信用売りを利用する方法です。こちらは方法は一般信用売りと現物株を組み合わせることにより、株主優待取得期間中の株価変動による想定外の損益の発生を除外する手法です。
対象銘柄は貸借銘柄に限定されませんが、各証券会社が指定した銘柄になります。また各証券会社毎に在庫が限られており優待の人気銘柄は争奪戦が繰り広げられています。
(詳しい方法はいろいろなサイトに書いてあるのでここでは省略します。)
③制度信用取引でのクロス取引
株主優待をクロス取引で取得する方法は2つあり、もう1つは制度信用売りを利用する方法です。こちらも方法としては一般信用取引でのクロス取引と同じです。
対象銘柄は貸借銘柄に限定されます。また貸借銘柄でも取引停止等になる場合があります。また一般信用にない大きな特徴は逆日歩が発生する点です。
(詳しい方法はいろいろなサイトに書いてあるのでここでは省略します。)
参考)各証券会社クロス取引の説明
各取得方法の比較
3つの手法のメリット、デメリットを整理すると以下の様になるかと思います。
メリット | デメリット | |
①現物株での取得 | ・クロス取引のように面倒くさくない ・好業績なら値上り益も狙える |
・優待廃止、業績悪化等で株価暴落のリスクあり ・保有し続ける場合、資金が固定される |
②一般信用取引でのクロス取引 | ・制度信用と違いコストが計算できる/逆日歩によるギャンブル性がない ・一時期だけの取引のため、1年間で資金を何度も回して利回りを高められる |
・各証券会社の在庫争奪戦が激しく、確保にかなりの労力を要する ・争奪戦を回避して早めに取得すると高コストとなる |
③制度信用取引でのクロス取引 | ・一般信用で在庫がなくなった銘柄を最終日に取得することが可能 ・逆日歩次第だが配当落調整金の差額によりかなり低コストで優待が取得できるケースがある |
・逆日歩が完全には予想できず利益にギャンブル性がある |
私の場合は、①の現物株は利回りの高く、かつ、成長性の見込める銘柄に限定して長期保有したいと思っています。というのも正に上記のデメリットに記載した値下がり銘柄が結構あるためです。例えば2686 ジーフット、3598 山喜とかですが、これら2つは優待は廃止になっていないので保有し続けてますが、高い優待券になってます。その他にも優待廃止は何度も経験してきました。
ですので、やはり私のメインとなっているのは②の一般信用でのクロス取引です。在庫確保のためのかなりの労力が必要ではありますが、最近はあきらめて早めに高コストで確保しちゃってます。
③制度信用取引でのクロス取引については逆日歩が恐ろしいのでまだ最低限しか使っていませんが、売り側の配当落調整金の差額も考慮すると一般信用よりかなりお得に取得できるケースもありもっと正確に予想コストを整理できるようになったらもう少し増やしていきたいと思っています。
まとめ
株主優待の取得方法はいろいろありますが、各社のいろいろな商品や割引券などが頂ける楽しみはFIREを彩るものとなると思っていますので最新情報の勉強、研究を重ねて確実に低コストで高利回りに優待品をゲットできるよう精進していきたいと思います。