こんにちは
FIREを目指した株式投資、資産運用のヒントを得るため話題の「わが投資術 市場は誰に微笑むか（著者 : 清原達郎）」を読んでみましたので簡単にご紹介させていただきます。
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本の概要
個人資産800億円超、かつて長者番付1位となった伝説のサラリーマン投資家である清原達郎氏が全人生で得た株式投資のノウハウを本書で明らかにしています。清原氏の投資に関する考え方からこれまでのトレーダーとしての経緯、格安小型成長株投資の優位性、過去の成功したトレード、失敗したトレード等に対する振り返りとしてその判断基準や結果への考察等がまとめられています。
読んでみたきっかけ
先週、dマガジンの何かの雑誌で清原達郎氏のインタビュー記事を読んで何となく興味を持っていました。そんななか、今週、本屋さんで実際に本書を見つけたので第1章と以降の目次をさらっと立ち読みしてみたところ、その株式投資に対する深い洞察と実際に成功してきた実績がある考え方が、FIREに向けた今後の投資に参考になりそうと思ったため、ちゃんと全部読んでみたくなり購入しました。
読んでみて印象に残ったところ
本書を読むにあたりなぜ清原氏はこんなに儲けることができたのか？またそれを自分の投資に何か取り入れることができるのかという点を見つけるたいと考えていました。
なぜ清原氏は儲けることができたのか？
清原氏は東京大学卒業でもあり、非常に頭の良い方なのだと思います。本書中では、もっと優秀な人を見て出世をあきらめて投資の世界に進んだと書いてありましたが、物事の本質を論理的に、数字を使て把握する力が高いのだと思いました。本書中に確率の話やその他様々な例え話を使って投資とは何なのかを本質的に理解しやすくするための工夫が多くもりこまれており、それを通して清原氏の考え方を感じ取ることができました。
また清原氏の信念として常に多数意見に同調するのではなく、あえて少数派であろうとする点が感じられました。その点がその投資手法とも相まって唯一無二の利益を生み出せたのだと思いました。第1章の冒頭にある、
市場は、あなたの意見が少数意見である限りあなたの味方です。
という文章や
「自分の考えはみんなと同じ」なら投資のアイデアにはなりません。
という文章は、まさに清原氏の投資哲学を強く表しており、それが頭の良さとセットとなって圧倒的な株式投資での利益の源泉になったのだと感じました。
自分の投資に何か取り入れることができるのか？
自身の今後の投資に取り入れられることは何かと考えると、まずはその基本的な考え方である「少数意見として有効な投資アイデアを考え、それを信念をもって実行していく」ことだと思いました。わたしはこれまで何となく高配当株や優待株に投資してきましたが、もっとよく考えないと勝てるわけはないなと思いましたし、もっとよく考えて投資した方が結果に関わらず成長するし投資自体をもっと楽しめそうだとも思いました。
また本書に記載されている具体的な投資手法、投資の考え方についてちゃんと勉強して今後の投資に生かしていきたいと思いました。格安小型成長株投資を中心にいろいろ過去のトレード事例やその結果についての解説が記載されておりますが、まずはそれらをちゃんと理解して、なぜ儲かったのか、なぜ儲からなかったのか、清原氏のようにその本質を自分なりに分析して理解することが必要だと思いました。また他人の失敗を自分の成長に生かせる人は稀有とのことですが、失敗経験からも何かを理解することができればと思いました。
読むことをお勧めしたい人
本書は、投資初心者というよりは一定の株式投資等の経験があるものの、あまり深い考えもなく投資を実施している私のような方にお勧めです。
本書を読むことにより超一流の投資家の考え方に触れることができ、自身の投資を振り返るとともに自身に不足する点を考え成長することができると思います。
まとめ
今回ブログで書評を初めて書いてみましたがどうだったでしょうか？
私はこの本を読むことによりFIREに向けて私の株式投資へのやる気がかなり高まりましたので、是非同じような状況でマンネリで投資している方には本書をお勧めいたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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